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被災地へキレイと笑顔を届けたい

東日本大震災で被災された方のために、自分にできることはないだろうか…?
そんな想いをヘアカットのボランティア活動に結びつけた全国の美容師さんたちが
今も大勢、活動を続けている。その中から一部の活動をレポート。

◆ たくさんの“ありがとう”をもらって。| アルティファータ <artifata>

表参道に店舗を構えるサロン「アルティファータ」のスタッフTシャツにプリントされているのは
“私たちはひとつ—–We are the One”という文字。

「髪に触れてカットしていく中、皆さん徐々に心を開き、本音を語ってくださるまでに。
共通しておっしゃるのは、『もう前を向かなきゃね、生かされてるんだから絶対に立ち上がんなきゃ!』という力強い言葉。
そして『髪を切ってもらって心までスッキリした!キレイになって元気が出た!』と涙ながらに言ってくださる。

スタッフに甘えてくる子どもたち、カットしているとクッキーを僕の口に放り込んでくれるおばあちゃん、
アシスタントと一緒に順番待ちの方をマッサージしてくれた中学生。
僕らの方が元気をもらったような気がします」とは代表のCHIKA氏。

ボランティアでは、亘理町や南三陸町で数回にわたり活動。
総人数339名の方々と心通うひとときを共有することができたそう。
これからもたくさんの“ありがとう”の声をもらいに被災地を巡る予定だ。

URL http://www.artifata.com/

◆ 寄り添って一緒に歩んでいきたい。| ツイギー <Twiggy>

本誌のコラムでもおなじみの松浦美穂さん率いるツイギーのボランティアチーム(美容師、カフェオーナー、シェフ、
ヘナアーティスト)も被災地に何度も足を運び、炊き出しからヘアカットなど幅広く活動を続けている。

「被災された方が何を本当に必要としているかは正直言ってわかりません。でも、髪を切ることで前向きになったり、
気持ちが変わるきっかけになることはあると思うし、この大変な状況だからこそ、そういうチカラでお役に立てれば…」
とは参加したスタッフの声。

一方で、帰り道に津波の被害の大きかった地域で自分の周りが360度、瓦礫だという現実を目の当たりにして、
みな言葉を失ったともいいます。それは避難所の方の笑顔や明るさからは想像できないほどの光景だったそう。

「毎回行く度に、カットやマッサージをさせていただける幸せを感じ、人の強さ、やさしさ、“つながる”ことの大切さを
被災地の方から逆に教えてもらっています」とチームのメンバー。

元気を届けて、元気をもらう。そうして一緒に歩んでいくことが大切なのかもしれない。

URL http://www.twiggy.co.jp/

◆ 今こそ、美容師のチカラをひとつに。| ビューティーフォース <Beauty Force>

「美容師がひとつになって被災された方々のチカラになりたい!」と、震災後すぐに立ち上がった
美容界支援プロジェクト「ビューティーフォース」。

ヘアケアメーカーなど25社の協賛企業と30社のメンバーサロン(6月17日現在)がひとつになり、
被災地への支援活動を行っている。

主な支援内容は大きく分けて2つ。避難所でボランティアカットやマッサージを行うこと。
そしてもうひとつが、お店や道具を失ってしまった被災地の美容師さんたちへのサポート活動。
はさみなど必要な道具の提供、仮設サロンスペースの提案など自立復興のための支援や、被災された美容師さんが
ボランティアカットを行った場合、ワンカットにつき500円を支払うという収入支援も行う。

「被災地の美容師さん一人ひとりを助けることで、そこからたくさんのお客さまの笑顔につながってほしい…」。
そんな願いに賛同する人の輪は広がっている。

アーティスト集団主催の「伝手tsu-te 」プロジェクトとビューティーフォース のコラボによる
東日本大震災復興支援チャリティーイベントが5月24日、表参道ヒルズにて開催(アルティファータも参加)。

◎ビューティーフォースでは、一緒に活動してくれるメンバーサロンを募集しています。
お問い合わせは事務局まで。

URL http://www.beauty-force.org/

(グラスルーツ 編集部)

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