Do you know what organic mean?

オーガニックフード・コスメ・コットン…、近ごろ “オーガニック”をうたうアイテムが増えている。
「オーガニックって何となく環境やカラダに良さそうだから…」と手に取る人も多いのでは?
でも、“オーガニック”ってそもそもどういう意味なんだろう。
どのようなものがオーガニック製品と呼べるのだろうか。まずは、きちんと知って、正しく選ぶことが大切。
その上で身近なものから少しずつ、オーガニックな暮らしを始めてみたい。

“オーガニック”の意味とは?

オーガニックとは「有機栽培」の意味で、化学合成農薬や化学肥料に頼らず、有機肥料などにより土壌の持つ力を活かして栽培する農法のこと(フランスでは「ビオ」と呼ばれる)。食品だけではなく、有機栽培の原料から作られたコスメや衣類にも「オーガニック」の言葉が使われ、最近はライフスタイル全般を表す場合も多い。環境やカラダにやさしいものを選ぶ“オーガニックなライフスタイル”を送る人は、世界中で増え続けている。

「安心」を約束してくれる認証制度
「オーガニックである」という基準があいまいな日本とは違い、ヨーロッパやアメリカでは有機植物の品質を保証する認証を得ていない商品は「オーガニック」とは呼べない。世界各国にはおよそ300を超えるオーガニック認定機関があり、その機関が定める一定基準を満たして作られたものに、それぞれの認証マークが与えられている。一方、日本で認証制度が始まったのは2001年から。現在「オーガニック」の表示ができるのは「有機JASマーク」を付けた農作物のみ。わが国のオーガニックをめぐる状況は、ヨーロッパから見ると20年くらい遅れているのが現状だ。

食材やコスメを選ぶときの目安にしてみよう。 世界の主なオーガニック認証マーク

有機JAS
農林水産省の指導により認可を受けた有機認定機関の厳しい検査と基準に合格した有機農産物と、有機農産物を使った加工食品につけられる。

エコサート ECOCERT
フランスのトゥールーズが本拠地。ヨーロッパを中心に世界20カ国以上の国のオーガニック認定に関わる世界最大規模の国際有機認定機関。

ソイルアソシエーション SOIL ASSOCIATION
英国土壌協会。「健康な土壌が健康な植物を育み、それが健康な体を生んでいく」という基本理念のもと、イギリスのオーガニック認定の約80%のシェアを占める。
ビオジーゲルBio-Siegelドイツ連邦消費者保護・食糧・農業省が認証制度を制定し、国家の統一オーガニック認証マークとしてつくられたもの。

イチェア ICEA
イタリアを代表する認証機関。特に化粧品には厳密な基準があり、石油由来原料、遺伝子組み換えの原料や動物由来成分、合成染料、シリコンなどもすべて使用を禁止している。

デメター DEMETER
シュタイナー博士が提唱した「ビオダイナミック農法」の作物や製品に与えられる認証。独自の厳しい基準と、加工、保存、包装、流通などにも細かい規定がある。

ナチュール・エ・プログレ NATURE&PROGRES
フランスで最も歴史と権威のある、会員数1400名を超える最大のオーガニック組織。認証マークを付与されているオーガニックコスメは世界で約20社しかない。

ユーエスディーエイ USDA
United States Department of Agricultureの略称でアメリカ農務省のこと。この農務省の指導によりオーガニック認定全米統一基準が制定されている。

エイビーマーク AB
フランス政府(農務省)の有機農産物の認証マーク。オーガニック材料を95%以上含み、EU圏内で生産あるいは、加工されたものに限られている。

ビーディーアイエイチ BDIH
ドイツで作られた世界初の自然化粧品のガイドライン。自然原料、環境保護、動物実験などに関して厳しい基準を設けている。

 

広がるオーガニック製品専門店

フランスの「Biocoop」(ビオコープ)やイタリアの「NaturaSi」(ナチュラシ)など、欧米にはオーガニック製品(=ビオ製品)を扱う専門店が数多くあり、人々は身近で日常的にオーガニックのアイテムを購入することができる。なかでも、世界最大のオーガニック市場を誇るアメリカを中心に、カナダやイギリスでも幅広く展開している「Whole Foods Market」(ホールフーズマーケット)は、セレブや若い女性に人気のショッピングセンター。食品はもちろん石けんやシャンプー、サプリメント、デリに至るまで、すべてオーガニック製品で埋めつくされている。ホールフーズマーケットが提供しているのは単なる製品ではなく、オーガニックを通して生まれるオルタナティブな生活スタイルやファッション。「ホールフーズマーケットで買う」ことに価値を見出す人からもグリーンの波は広がっている。

ホールフーズマーケット
アメリカ、カナダ、イギリスに270店以上の店舗を持つホールフーズマーケットの品揃えはどれをとっても高品質なことで有名。オリジナルのオーガニックブランドも人気。
(グラスルーツ 編集部)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事