It starts going out in spring.

小さな新しい命が一斉に動き出す春…。冬の間、縮こまっていた体を思い切り伸ばして外へ出かけてみよう。
トレッキングや山登りもよいけれど、そこまでハードに動けない人は、まずは“ゆったりアウトドア”として、下町散策や里山の散歩などから始めてみては?

下町を散策して小さな発見を楽しむ。

たとえば東京なら神田、谷中、根津、佃島というように、日本には情緒豊かな下町がたくさん残っている。そんな界隈をぶらっと歩いてみよう。古き良き時代の名残りを1つずつ発見するのもまた楽しいにちがいない。

下町を散策して 小さな発見を楽しむ。

歴史について勉強してみる。
あらかじめ、その街の歴史について調べておくと、また違った目線で街を見ることができる。小さな鳥居や石碑、お地蔵様なども要チェック!由縁や由来をひもといてみよう。

代々受け継がれてきた文化に触れる。
伝統工芸品の老舗を探してみよう。「江戸千代紙」や「江戸八角箸」など昔から続く伝統の技に触れながら、お土産に小粋なものを選んでみては?

生活の風景を切り取る。
昔ながらの面影を残す街並みや風景は、ファインダーを通すと一味違った新鮮なものとなる。カメラを片手に、下町ならではのアングルを切り取ってみるのも楽しい。

独特の食文化を味わう。
下町には長い年月の間、人々から愛され、熟成された独特の食文化がある。伝統的な老舗の味から気取らない庶民の味まで、下町ならではの味を堪能してみたい。

路地の魅力を再発見する。
商店街や広い通りから一本裏に入ると、家と家にはさまれた小さな路地がある。軒先やブロック塀の上に鉢植えがずらりと並んでいたり、雨上がりに傘が干してあったり、野良猫が昼寝をしていたり、さまざまな生活のにおいがあふれる路地は、歴史の中で巧みにデザインされてきた生活空間。路地をグルグルと回遊してみよう。時間がゆったり流れるような、どこかなつかしくホッとするような、そんな不思議な感覚に陥ることだろう。

人とのつながりを
色濃く残す路地が話題に
そこに住む人々の共有の生活空間である路地は、立ち話をしたり子どもたちが遊んだり、ご近所さん同士のちょっとしたコミュニティ。最近はそんな路地的空間を真似て、「コモンスペース(共有の中庭)」を中心に数軒の家が立ち並ぶ住宅プロジェクトなどが注目されている。

再生計画で
生まれ変わる路地裏
路地や小径と居住空間が一体となった昔ながらの街並みを持続・継承しようと、日本各地で路地裏再生計画が行なわれている。ノスタルジーに浸るだけではなく、防火・防災などの安全面を考えた、これからの新しい路地のあり方が求められている。

サスティナブルな
江戸の暮らしを調べてみよう。
江戸時代には、町民たちがありとあらゆるものをリサイクルして最後まで大切に使うことで、循環型のサスティナブル(持続可能)な社会が形成されていた。そんな暮らしぶりを「江戸東京博物館」などで調べてみるのも面白いかも。

「フットパス」を歩いて、
ありのままの自然を楽しむ。
「フットパス」とは、森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩く「Foot」ができる小径(こみち)「Path」のこと。発祥の地イギリスではフットパスが国土を網の目のように縫い、国民は歩くことを積極的に楽しんでいるそう。日本でも北海道黒松内町や山梨県甲府市、山形県長井市、東京都町田市など、全国各地で広がりつつある。健康維持のために歩くウォーキングとも違い、また山頂や観光スポットを目指して歩く登山道やハイキングコースともひと味違うフットパス。あえて特別な目的は持たず、ゆっくりと歩いてその土地の植物や動物、歴史の良さを発見したり、農家が作った野菜や漬け物を買うなど地元の人と触れ合ってみよう。ちょっとした散歩気分でカラダもココロもリフレッシュ!
日本フットパス協会/http://www.japan-footpath.jp/

東京都町田市に広がる多摩丘陵。幕末から変わらない里山の景観が残り、一度訪れたら忘れられない風景となる。東京都町田市に広がる多摩丘陵。幕末から変わらない里山の景観が残り、一度訪れたら忘れられない風景となる。

「水と緑と花のまち」山形県長井市。最上川の清流沿いを歩くルートもあり、多彩なコースが楽しめる。
(グラスルーツ 編集部)

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