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暮らしの中に未来の種をまく
[知るという種をまく]ー気づく、考えることで未来を変える

種を守り、種から学ぶ。“本物”を継いで次世代へ

一般社団法人SEEDS OF LIFE  代表   ジョン・ムーアさん

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リアルフードについて考えよう

在来種を途絶えさせさせないために「シードライブラリー」を創ったそうですが、これはどのような取り組みですか?

昔は村や地元の神社などで、 在来種の種の交換会が行われたものでした。 まず種を分けて(貸して)もらい、 その種を植えて作物を育て、 種が採れたら返すという図書館のような仕組み。 次の世代に残しながら自分たちが食べる作物を作るという、 とてもシンプルな循環です。 そんな仕組みを今に活かせないかと思い、 「シードライブラリー」を展開。 さらにシードエクスチェンジ(種の交換会)も開催しています。

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「プラネットガーデン」作りのワークショップなど、オーガニックの教育プログラムにも力を入れていますね。

ペットボトルやメイソンジャーを使い、 自分の食べものを自分で作るというワークショップです。 在来種の種から次世代の種をつくり、 土を守る=この惑星を守るという意味で「プラネットガーデン」と呼んでいます。 これなら農家でなくても誰でも種のDNAを守ることができる。 自然界が作ったリアルフード(本物の食べもの)を守ることができます。

800年前の大豆の種から育てたプラネットガーデン。 「植物に任せておけば自然に育つ」とジョンさん。

800年前の大豆の種から育てたプラネットガーデン。 「植物に任せておけば自然に育つ」とジョンさん。

大切なのは一人ひとりが“本物”を知った上でアクションを起こすこと。 残念ながら、私たちの世代だけではもう守りきれない。 あとは子どもたちにバトンタッチしなければなりません。 そのためにも、 まずは私たちが本物の食べものについてもう一度考えてみること。 答えをもらうんじゃなくて自分で考えないと。 「知らない」じゃ済まされない。 自分たちの人生にもっと責任を持たなければ。 農家の人だけの問題じゃない。私たちの意識の問題。 子どもたちがこれから生きていく未来の地球の問題なのだから。

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社会企業家。 在来種、 オーガニックスペシャリスト。 英国シェフィールド大学教育学部卒業後、 教師を経て、 電通に入社。 コピーライターとして活躍する。 その後、 パタゴニア日本支社長に就任し、 現在はSEEDS OF LIFE代表を務める。

一般社団法人 SEEDS OF LIFE
 http://www.seedsol.org

 

 
(グラスルーツ 編集部)

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