ハワイには、特別なパワーがある。一度でもハワイの大地に触れたことがあれば、多くの人がそう感じるだろう。
そのハワイに流れるエネルギーを、ここ日本にいても伝えてくれるモノがある。それらの力を少しだけ借りて、ハワイに出逢おう。

自らの足でその大地を踏みしめた瞬間、少しねっとりとした風に全身を包み込まれた瞬間、気まぐれでいたずら好きな波に身体を預けた瞬間、きっと誰もがその地に流れるエネルギーをひしひしと感じるはずだ。それが、ハワイ。
ハワイでは、特に自然がありのままの姿で生存している場所では、ハワイアンミュージックがよく似合う。彼らの音楽には、イントロが流れた瞬間に空気を変えてしまう魔法がある。それは、ハワイの自然に合うような音楽を昔から育んできたから。ざわめくような風音、優しい波音、しとしとと大地を潤す雨の音と調和するために、ハワイの人々は音楽を紡ぐ。自然が奏でる音楽は、最高のお手本。だから、ハワイの音楽には大地が宿っている。
ハワイの豊かな文化のひとつに、フラダンスがある。自然への尊敬と感謝の想いを踊りとして捧げるのだ。その際、植物で作られたレイという飾りを身につける。神聖な捧げ物であり自然からの授かり物であるレイ。ロコたちは、レイを作るときチャント(詠唱)を捧げてから花を摘む。そうして作ったレイを身につけ、自然界にはマナ(力、エネルギー)が宿るとする精神のもと、花に宿るマナを“シェア”する。そして、役目を終えたレイは、海や山などの自然に還すのだ。それが、自然への尊敬と感謝の印。
良いマナは皆で“シェア”する精神があるものの、19世紀、ハワイは外部からの入植者により、政権や生活だけでなくハワイアンとしての文化や誇りを略奪されてきた。それでも、人々は笑顔を咲かせ、アロハ・スピリットをシェアしようと手を差し伸べている。私たちはいつだって、彼らのバックグラウンドを、そしてその心の広さと穏やかさに敬意を払うことを忘れてはいけない。
そのアロハ・スピリットを伝える言葉として、こんなフレーズがある。
ケイキ・オ・カ・アイナーそれがわたし。まことの大地の子。(「日々是布哇」より)
私たちは誰もが、大地の子として自然と共に生きていく運命にある。健やかにそして穏やかな心でいる秘訣は、ここにある。

V.A.「ALOHA VIBES
ISLAND MUSIC STYLE」
(2625円/ビクターエンタテインメント)

ロコたちが車の中や移動中にローカルFMでこぞって聴いているのが、ハワイアン・レゲエ。そんなハワイアン・レゲエのコンピレーションがこちら。ロコに人気のFijiやカウアイ島のトップサーファー達の口コミで広まったSashamonなど全18曲のアロハ・ヴァイブスをコンパイル。いつでもどこでも、アロハな空気を届けてくれる一枚。

「バスティン・ダウン・ザ・ドア」
(11月6日発売/4179円/発売:キングレコード、
ビーチカルチャー/販売:キングレコード)

70年代、まだサーフィン産業がなかった頃、オーストラリアと南アフリカからサーフィンの聖地オアフ島・ノースショアにやって来た6人の若者の軌跡を辿ったドキュメンタリー映画。サーフィンへの夢を追い求めてハワイの地を踏んだ男たちに襲った出来事、苦悩と挫折の日々、そして夢を実現させるまでの道のりは、まさにハードコアな精神の賜物。

「日々是布哇
アロハ・スピリットを伝える言葉」
デブラ・F・サンダース=著、北山耕平=訳、
長崎訓子=絵(1554円/太田出版)

ハワイに宿るアロハ・スピリットを365日分綴った本。毎朝、日々の言葉としてアロハ・スピリットを心に刻みたい。今日という日の一瞬一瞬を大切にしたいと思わせてくれる。たとえば、「愛は与えることによってのみ育つ贈り物。」(25 Feb)、「風とひとつになり汝のスピリットに翼を与えよ!」(26 Jun)

「night rainbow 祝福の虹」
高砂淳二=写真(2520円/小学館)

様々な表情を見せるハワイの大地にかかる虹をカメラに収めた、写真家・高砂淳二氏による写真集。他にも夜の海岸にひっそりと佇むウミガメや今にも降り注ぎださんばかりの星空など、神秘的なハワイの顔を見ることができる。レジェンド・サーファーであるジェリー・ロペスの寄稿文にもアロハ・スピリットが溢れている。

リボンレイキット(プルメリア)
ホワイト/イエロー
(3150円/マウナロアMMJ)

自然への尊敬と感謝の想いを胸に、マナをシェアするためにも、レイは自分の手で作りたい。初めてでも、レイキットなら簡単にキレイに仕上がる。フラを踊るときに身につけるだけではなく、部屋に飾るだけでもアロハ・スピリットを分かち合える。
http://www.maunaloa-mmj.com/


(グラスルーツ 編集部)

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