しんかわさんの作品の前で長男の満侶(みろ)くん(7歳)と

新しい命を生み出してなお 好きな仕事に没頭できる人生って素晴らしい

母親の役割もこなしながら女性として輝き続ける憧れの女性にたどり着くために必要なのは、
ポジティブに生きること。
仕事にも育児にも一生懸命に向き合っている素敵な7人の女性達を紹介。

ナチュラルで伸びやかな感性を
持ち続けていたい

しんかわ まさみさん|イラストレーター

水彩やアクリル絵の具を使い、色彩豊かでやわらかな絵を描く
イラストレーターのしんかわさんは、
広告や雑誌をはじめワークショップなどでも活躍中。
子育ての中から見出した“子どもと一緒に絵を描く楽しさ”について語ってくれた。

1歳のお誕生日に満侶くんにプレゼントした絵。「生まれてきてくれてありがとう」という想いがあふれている

1歳のお誕生日に満侶くんにプレゼントした絵。「生まれてきてくれてありがとう」という想いがあふれている

「自宅のリビングだと自然光が入るので、そこで絵を描くことが多いのですが、ふだんはやんちゃな息子も、私が仕事をしている間は、おとなしくしていますね。たまに気が向くと『僕にも描かせて!』と来たりしますけど…」と、しんかわさんは優しい表情でそう語る。
22歳でフリーランスとして独立してから、結婚、出産を経て、現在も精力的に活動を続けているが、出産後は自然と作品の幅が広がったという。「出産前までは広告などで依頼され、ファッション関連のイラストを描くことが多かったのですが、それプラス、無意識のうちに動物や植物など抽象的な絵も描くようになりましたね」。現在は個展を開いたり、子ども向けのアートスクールやワークショップを開くなど、活動の幅もどんどん広がっているのだそう。

画用紙に親子で1つずつ四角を描いていく。ルールは同じ色を隣り合わせにしないというだけ。ゲーム感覚で楽しめて、仕上がりはアート風!?

画用紙に親子で1つずつ四角を描いていく。ルールは同じ色を隣り合わせにしないというだけ。ゲーム感覚で楽しめて、仕上がりはアート風!?

壁にマスキングテープで竿を作り、満侶くんが描いた鯉のぼりを貼った作品。七夕にはやはりマスキングテープで笹を形づくり、飾りをつけたのだそう

壁にマスキングテープで竿を作り、満侶くんが描いた鯉のぼりを貼った作品。七夕にはやはりマスキングテープで笹を形づくり、飾りをつけたのだそう

そんなしんかわさんだが、実は満侶くんには絵の描き方を教えたことは一度もないという。一緒に遊びながら絵を描く中で、ただきっかけを与えるだけだと。「たぶん絵に正解はないし、子どもはみんなアーティストだと思うから。ついこの前も私が何色かの水彩で下地を描き、この上に好きな絵を描いてごらんと言ったら、彼には絵の具のにじみがハリネズミに見えたらしく、そこに目や鼻を描き入れて可愛いネズミにしていました」。 時おり開催しているワークショップでも、自由に伸び伸び描く子どもたちの想像力に驚かされることも多いと、しんかわさんは語る。「この部分は色を塗らないでおいてね、なんて言っても、いつの間にやら自分の好きなものを好きなように描いている(笑)。それがまた面白かったりして。思いもかけない発想に私自身が教わることもあって、子どもの豊かな感性にはいつもドキドキさせられています。絵を描くということは何も特別なことじゃなくて、子育ての中で一緒に遊ぶオモチャのようなもの。だから、親子で楽しめればいい。そんなふうに私は思っています」。

しんかわ まさみしんかわ まさみ

イラストレーター。98年よりフリーランスとして活動開始。雑誌、広告、CMと多方面で活躍。06年に第一子を出産。『ミルクジャポン』webサイトにてブログを連載中

http://milkjapon.com/blog/ogata/

(グラスルーツ 編集部)

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