patagonia

体にも地球にもやさしい
パタゴニアが手がける持続可能な食とは。

40年以上に渡り、地球と人にやさしい
取り組みを実践し続けてきたパタゴニア。

環境問題に向き合うアウトドア・アパレル企業として
「なぜ“食”が重要なのか?」と問い、
その答えを導くために、食品開発をスタートした。
そんなパタゴニアの取り組みに今、注目が集まっている。

乱れた食物連鎖を立て直すために、
パタゴニアが始めた新たな挑戦

大量生産するために、化学薬品や遺伝子組み換え作物、
抗生物質などを多用した食品の数々、過放牧で荒れた牧草地…。
これらは人々が目先の利益にとらわれた結果でもある。

そんな食物連鎖が乱れた現代をただすために、
「環境ビジネス」に取り組んできたのがパタゴニアだ。

パタゴニアは、1973年にカリフォルニアで誕生した、
アウトドア・アパレルのパイオニア。
衣服の綿素材に100%オーガニックコットンを採用するなど、
長らく環境に配慮した製品づくりに力を注いでいる。

そんな同社が、2011年から新たに「食」の分野に着手した。
その根本にある思いは、これまでも取り組んできた地球と
人にやさしい環境保護の延長上にある。

インスピレーションを受けたのは、創業者のイヴォン・シュイナード氏が、
旅する先々で現地の人たちと食べたナチュラルフード。
昔ながらの方法をヒントに、新たな食品連鎖モデルを確立すべく、
「パタゴニア プロビジョンズ」は食品の開発をスタートした。

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有機栽培の野菜や豆類たっぷりのレッド・ビーン・チリスープ

最高の製品を作り、
環境に与える
不必要な悪影響を最小限に抑える

パタゴニア プロビジョンズが目指すのは、
最高の製品をつくることで、環境再生を手助けすること。
たとえば、持続可能な群れから捕獲した天然のサーモン、
栄養バランスにすぐれたビーガンフードのスープ、
オーガニックの果物やナッツ、種、果汁が原料のエナジーバー…。
どれも地球に与える影響が、最小限に抑えられている。

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持続可能な群から捕った野生の鮭
ワイルド・ピンク・サーモン

ビジネスを通して環境危機に警鐘を鳴らし
解決に向かって実行する

ファッションと同じように、食のビジネスによって
環境危機に警鐘を鳴らし、解決への道を歩み続ける同社。

その一環として今注目されているのが、
環境に与える負担を抑える「環境再生型農業
(リジェネレイティブ・アグリカルチャー)」だ 。

たとえば、新種の穀物を使った、
世界初のオーガニックビール「ロング ルート エール」。
その名のとおり、ロングルート=長い根を持ち、
農薬を使わずに成長する多年草の麦(カーンザ・グレイン)が
原料のビールである。

多年草は、通常の麦よりも少ない水で育ち、毎年土を耕す必要がない。
こうした方法がCO₂の発生を防ぎ、化学肥料や農薬を使わない栽培を可能にした
それは、土壌に生きる300万~1億種ともいわれる地球の命を守ることにもつながっている。

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多年草の麦

人にも環境にもやさしい社会を、
“食品づくり”によって取り戻す

2016年には日本にも、パタゴニア プロビジョンズが上陸した。
どれも美味しく「食べると元気になれる」と、ファンの満足度も高い。
今後は、日本オリジナルの食品も計画していく予定。
原料の調達方法からこだわり、新たな食品連鎖のモデルを築くことは、
環境再生を手助けするための効果的な試みといえる

そして「食べ物は、ただ私たちのお腹を満たすだけのもの」といった、
狭くなりがちな視野も広げてくれるだろう。
パタゴニアのナチュラルフードが、作る人も食べる人も幸せにする未来を、
ぜひ確かめてみたい。

 


多年草の麦を使った、世界初のオーガニックビール

ビールやパン、 パスタなど一般的に麦を使う食品は
どれも一年草(一年で枯れてしまう)の麦から作られている。
そこで、 パタゴニア プロビジョンズは新たな試みとして、
多年草を使ってビールを開発。

土壌を健全に保つ多年草の麦、 カーンザ・グレインから
作られたオーガニックビールは、 世界初の試み。
アウトドア好きの心をワクワクさせるパッケージと、
深い味わいを楽しめる。

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パタゴニア プロビジョンズ
ロング ルート エール 473ml オープン価格


(グラスルーツ 編集部)

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