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職人やアーティストが一つひとつ手がけた手仕事の作品は、
作り手から使い手へ、手から手へと伝わり、人と人、人と街、山と街をつなげていく…。
ここでは、そんな様々な“つながる”ものづくりをご紹介。

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新旧のクリエイターが
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カルチャーを発信する
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「ものづくりの街」
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Topics 1 | イースト・トーキョー
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space モノをセレクトして編集することが得意な西東京に対して、東東京は昔から伝統技術が息づく、ものづくりの街。問屋があって、工場があり、職人が住み、店がある。ものが生まれていく様を身近に感じることで、見えない価値を見いだす文化がゆっくり育ってきた街だ。そして、そんなイースト・トーキョーがいま再び活況を取り戻し始め、新旧のクリエイターたちが熱い想いを発信して人々を街へ呼び戻そうとしている。
東京の中心から少し東側にある、神田・馬喰町・浅草橋・日本橋を結ぶ地域「セントラル・イースト・トーキョー」。そしてJR御徒町駅から地下鉄蔵前駅あたりまでの一帯「かちくら(徒蔵)エリア」。どちらも工房や工場が建ち並び、いま注目を集めているエリアだ。
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JR御徒町駅と秋葉原駅間の高架下に誕生した「2k540」。焼きものから革製品など若手クリエイターの店が
49店舗並ぶ。 http://www.jrtk.jp/2k540/
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なかでも最近新たな店舗が加わってグランドオープンを果たし、話題を呼んでいるのは、JRの高架下に誕生した「ものづくり」をテーマとする「2k540AKI-OKAARTISAN(ニーケーゴーヨンマル アキオカ アルチザン)」。モダンでスタイリッシュな空間の中、工房と販売スペースがひとつになったアトリエショップやここでしか買えない商品が並んでいる。作り手の顔が見えて、作るプロセスを間近で体感できるのが大きな魅力だ。
ほかにも様々なイベントやワークショップを開催して作り手と使い手をつなげ、街を元気にする取り組みを行っているイースト・トーキョー。街を散策しながら、ものづくりの息吹を感じてみよう。
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ジュエリーメイキングのユニット「2mOa」。制作過程で出てくる銀の端材や、身近なガラクタや日用品を使ったジュエリーは、2k540内のショップの奥で生み出される。
http://www.2moa.com
かわいい動物や花の写真アクセサリーが人気の「carmine」。昨年卒業した台東デザイナーズビレッジの近隣で、5月にお店をオープンしたばかり。
http://carmine-web.com
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フランスの古い新聞を特殊コーティングして作られた「@griffé東京」のバッグもデザイナーの感性と職人の技が結びついた作品(2k540内)。
http://www.ibiintl.com/
台東デザイナーズビレッジに入居中の「Bahar」は東欧の手仕事や暮らしを紹介する本、手芸キットなどを制作。ハンガリーでポンポンの髪飾りに魅せられた主宰の春日一枝さんはポンポン作りの本にも参加している。 「かんたん すてきなポンポンづくり」/グラフィック社 1,200円(税別)
http://bahar.bz
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ガラス張りの工房が2k540の通路に面している「inoui」では、革小物やアクセサリーなどの制作風景をいつでも見ることができる。
http://inoui-world.com
space レザーブランド「LITSTA」のアトリエ兼ショップ。オーダーメイドの場合、自分がオーダーした製品が出来上がっていく過程を間近で見ることも(2k540内)。
http://www.litsta.com
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土地の生産者との
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信頼関係によって生まれる
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良質な商品
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Topics 2 | starnet(スターネット)東京
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space 地域に根ざしたものづくりをベースに、持続できるライフスタイルを提案し続ける栃木県益子町の「starnet」。そのエッセンスをより多くの人に届けたいというコンセプトのもと、「starnet東京」が2011年2月にオープンした。1階ではオリジナルブランド「starnet foods(スターネットフーズ)」の食品をはじめ、食器や雑貨などを扱う。ラインナップは、蜂蜜やクッキー、調味料など多岐にわたり、どれも益子や近隣の生産者から生み出された極上の味わいや品質のものばかり。2階には手仕事で作られたオーガニック素材のオリジナルブランド「organic handloom(オーガニックハンドルーム)」の衣類やバッグ、シューズなどが並ぶ。人と人との有機的なつながりが、安心安全なものを私たちの生活に届けてくれる、「starnet東京」はそんな頼もしい存在だ。
http://www.starnet-bkds.com/
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東京都千代田区東神田1-3-9
TEL.03-5809-3336 11時~20時(無休)
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ジャム職人の鉄炮塚精四朗氏によるブルーベリージャム。starnetオリジナルでは、キビ砂糖を使用しているため、こっくりと深い甘さに。1,200円(税込) 2階スペースには天然素材の洋服や靴下などが並ぶ。 100%純正国産の蜂蜜。水あめは使用ぜず、天然の味そのもの。180g /1,500円~1,800円、320g /2,100円~2,900円(税込)
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障害者施設と
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アーティストをつなぐ
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スローマニファクチャリング
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Topics 3|SLOW LABEL(スローレーベル)
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2009年より、横浜の多目的スペース「象の鼻テラス」を拠点としてスタートした「横浜ランデヴープロジェクト」は、横浜市内の障害者施設や企業と国内外で活躍するアーティストをつなげ、特色を活かしたものづくりとその新しい仕組み作りに取り組んでいる。そして、その取り組みの中から誕生したのが、すべて一点モノの手づくり雑貨ブランド「スローレーベル」。ハンディキャップを持つ人の豊かな感性や丁寧な手仕事と、アーティストの新しい発想や自由な表現力が結びついたとき、そこには他では見られない自由なものづくりが生まれる。織物や編み物、ボタン、点字新聞を再利用した封筒など、世界に一点しかないアイテムを手に入れてみよう。
http://www.rendezvous-project.com
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「風のバード」の元気印マサコちゃんにより、丹念に「時間」を織り込んだテキスタイルを、ファッションデザイナーの矢内原充志氏がオリジナルトート、ボストン、ポーチに仕立てたシリーズ。 マサコちゃんの時間(ボストン)13,800円(税込)
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「いずみ福祉作業所ゆう」で丁寧に織られた織物が、クリエイティブユニット「SAFARI+SAZANAMI」によって、斬新なデザインの自転車のフレームパッドに。 space FRAME PAD 8,700円(税込) space touch_Tシャツ 3,990円(税込)/「トロワランド」で一枚一枚心を込めてハンドプリントを施した、デザイナー則武弥氏によるデザインのTシャツ。機械では決して出すことのできない個性のリズムが刻まれている。
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<SLOW LABEL これからのイベント>

○ スローレーベル ショップ in ecute東京
会期:2012年1月10日(火)~2月5日(日)
場所:ecute東京 イベントスペース彩irodori

○スローレーベル THE FACTORY(仮)
会期:2012年3月12日(月)~25日(日)(予定)
場所:象の鼻テラス

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木、森、作り手。
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使うたびに想いが響きあう
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アイテムたち
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Topics 4|フェアウッドカフェ
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space たとえば一枚の木のお皿。これがどこの森から来て、どこで作られたものなのか、想像したことがあるだろうか?「フェアウッドカフェ」は、違法伐採や無秩序な伐採による森林破壊を防ぐためのプロジェクト「フェアウッド・パートナーズ」のWEBサイト。フェアウッドとは伐採地の森林環境やその周囲に暮らす人々に配慮した木材・木材製品のこと。ここで扱っているテーブルウエアや雑貨、家具などはすべて産地や工房が明らかになっているので、「顔が見える木材」を使用した「作り手の想いが感じられる製品」を購入することができる。なかには都市廃材を再利用したものや、みかん、うめ、くぬぎなど果樹や庭木から生まれたアイテムも。森と街を結び、人と人をつなげるフェアウッド製品。私たちがそれらを選び、長く大切に使うことが、世界と日本の森を元気にすることにつながっていく。
http://www.fairwood.jp/cafe/
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九州産杉の木目を生かした木の葉皿(大・中・小) 3,465〜5,250円(税込)
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北海道産のエンジュの木を使い、屈斜路湖近くの工房で丹精に作られたマグカップ 2,500円(税込) space 農家の果樹や庭木から作られたデザートフォーク 1,700円(税込)とテーブルフォーク 2,400円(税込)
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懐かしく美しい
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日本家屋にて
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全国各地の作家作品を
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Topics 5 | 夏椿(なつつばき)
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space 数々の店舗の立ち上げに携わってきたオーナーの恵藤文さんが、世田谷上町の閑静な住宅街にオープンしたのがこちらの「夏椿」。古い一軒家の内装を部分的に改装した店舗は、土の庭や陽だまりの縁側など古き良き昭和を感じさせる佇まいだ。店内には、各地の作家による作品やオリジナルの食器類・服飾品が並ぶ。全てが生活の側面をなぞってディスプレイされ、実際に使う場面を想像しながら選べる感覚が楽しい。作家のもとで、作品が実際に暮らしの中で使われている場面の美しさに心を動かされたという恵籐さんのこだわりだ。各地へ足を運び築いてきた縁が広がり、今では「夏椿」で扱って欲しいと直接訪ねてこられる作家も。作品を最も美しいあり方で紹介したいという姿勢だからこそ生まれる縁や絆があるようだ。信頼関係により集まる品々は、どれも機能的で美しい。太陽光の降り注ぐ日本家屋で、ゆったりと生活の道具を選ぶ時間は至福のひと時だ。
http://www.natsutsubaki.com/
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東京都世田谷区桜3-6-20 
TEL.03-5799-4696 12:00~19:00 月・火曜定休(祝日は営業/企画展中は無休)
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革作家と夏椿のコラボレーションのウォレットは使いやすさを重視して何度も改良が重ねられた秀逸品。 小皿と左の器は石川県の安齋新さん、厚子さんご夫妻によるもの。大皿は多治見の作家、安藤雅信さん。 瀬戸内のマキマロによる草木染のストール。
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(グラスルーツ 編集部)

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