この地にはじめてブドウの木が植えられたのは1838年。その後、ブドウ栽培は1860年代から1870年代にかけて急速に広がり、現在はスパークリングワインからシャルドネ、ピノ・ノワール、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨンなど多品種のワインを醸造している。  そんな中でひときわ美味しい自然派ワインを作っているワイナリーがあると聞いて向かったのが、オルセン夫妻が営む「オルセン・ワイナリー」。もともとはヨーロッパからワインを仕入れて売る販売業者だったグレンとアンジー。彼らの目利きで販売したワインのヒットが続き、1991年に生産者という立場でワインと向き合うことになる。

Olsen winery
オルセン・ワイナリー

メルボルンから車で約1時間。深い森が続く美しいダンデノン丘陵に広がるワインの郷ヤラ・バレー。80を超えるワイナリーが点在し、約350種以上のワインが作られている、オーストラリア屈指のワインの生産地だ。
この地にはじめてブドウの木が植えられたのは1838年。その後、ブドウ栽培は1860年代から1870年代にかけて急速に広がり、現在はスパークリングワインからシャルドネ、ピノ・ノワール、シラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨンなど多品種のワインを醸造している。
そんな中でひときわ美味しい自然派ワインを作っているワイナリーがあると聞いて向かったのが、オルセン夫妻が営む「オルセン・ワイナリー」。もともとはヨーロッパからワインを仕入れて売る販売業者だったグレンとアンジー。彼らの目利きで販売したワインのヒットが続き、1991年に生産者という立場でワインと向き合うことになる。

土地の自然の力を最大限に引き出した
美味しいぶどうだけをワインに

「ワインを作るなら冷涼なヤラ・バレーで自然栽培をしようと決めていました。今は17ヘクタールの土地でピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニョン、シラーズ、シャルドネの4種類のワインを醸造。瓶詰め工程まですべて手作業で生産しています」とアンジー。
ワインの販売業者だった彼らは、実際に消費者がどのようなワインを求めているのかをよく知っていた。「どうせ生産するなら手間がかかっても美味しいワインを!」という情熱が、自然派ワインを生産するに至ったのだそう。
自然派ワインの定義は、一般的には自然な方法で作ったワインのことを指し、農薬、化学肥料、添加物などを極力使用しないというもの。
「私たちのぶどう畑には草花が生き生きと繁り、土が生きていることがひと目でわかります。ちなみに化学農業のぶどう畑は地面がカチカチで、生きている草はほとんど見えません。除草剤をまいているためです。このような畑には微生物や有機物はほとんど存在しないので、養分などを作り出すメカニズムが土壌に備わっていないことになります」。
自然栽培にとっては、ぶどうが育つ肥沃な土地と美しい水と空気、それがすべてだと語るオルセン夫妻。
「ヤラ・バレーの土壌は砂質粘土ローム(天然クレイ)、水はけのよい火山性赤土とさまざま。天然のクレイを普通の水道水にまぜて3日ぐらい置くと不純物をすべて排除してくれます。それが自然に行われているということですから、いかにキレイで美味しい水だということがわかりますよね。また、年に一度バクテリアを散布するというビクトリア州の条例もあり、国をあげてワインの生産を応援しているのです」。
 「オルセン・ワイン」は1991年に設立されてから現在に至るまで3つの銘柄を製造しており、それぞれのワインに受賞ラベルが印されている。それは、ただ純粋に「美味しいワインを多くの人へ届けたい」という気持ちの証。今ではオーストラリア国内の他、カナダ、ベルギー、シンガポール、中国、韓国、日本、アメリカなどへの輸出も多く、オーストラリアワインの美味しさを広く知らしめている。 「オルセン・ワイン」は1991年に設立されてから現在に至るまで3つの銘柄を製造しており、それぞれのワインに受賞ラベルが印されている。それは、ただ純粋に「美味しいワインを多くの人へ届けたい」という気持ちの証。今ではオーストラリア国内の他、カナダ、ベルギー、シンガポール、中国、韓国、日本、アメリカなどへの輸出も多く、オーストラリアワインの美味しさを広く知らしめている。
「愛情と手間をかけ、良質な土地で育ったぶどうのポテンシャルは高く、添加物を加えなくてもバランスのとれたワインになるんです。自分たちも毎日口にするものだからピュアなワインの方がいいのは当然のこと。安心安全で美味しくできたワインを人におすそ分けする気持ちで作っています」。

www.vin888.com.au

(グラスルーツ 編集部)

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