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ライフスタイルまでも変える
「アイコーディネーター」とは

最近、ヘアスタイルのみならず、ネイルやまつげエクステ、ヘッドスパなど、トータルビューティーを提案する美容室が増えてきた。中でも今注目されているのが目元の美容、アイビューティー。
今回は、「アイコーディネーター」の先駆者である下田とよみさんに、今どきのアイ事情について話を伺った。

大人の女性がハマるマツエク

「今は社会に出て働く女性が増え、自分を美しく見せる、キレイでいることが仕事をする上でのステータスになってきました。女性のメイクは男性でいうスーツのようなもの。皆さん毎朝、時間をかけてしっかりメイクをされますよね。その時間を短縮できて、なおかつ自然な長いまつげを手に入れることができるのが、アイラッシュエクステンション(通称「まつげエクステ」/以下マツエク)です。近年需要が高まっているサービスのひとつですね。よく、若い子のすることでしょ?と思われがちなマツエクですが、実際、最もリピート率の高い年齢層は平均すると40代とやや高め。目元は年齢を重ねると、どうしても瞼が重くなってきてしまいます。手軽に目元をパッチリと若々しく見せることができるマツエクは、むしろ30代以上の女性に人気が高まっています」。
いつまでも若々しくいたい、手間や時間をかけたくないという誰もが抱える悩み。そんな女性の悩みこそが、マツエク業界を大きく進化させたファクターなのだろう。

「アイコーディネーター」という発想

pic_shimoda-image-1 トータルビューティーを提案する美容室が増える一方、アイ業界は全国的に技術者が足りていないのが現状。だからこそ、下田さんが啓蒙する「アイコーディネーター」という職種が、これからの業界に欠かせない存在となりつつある。
「今までは、専門店として、アイラッシュのみの技術を提供していましたが、コンプレックスの元となる悩みの多い目元はアイラッシュだけでは解決できません。そこで目元の小じわやたるみ、クマを解消するためのアイケアや、骨格や表情筋に合わせてデザインするアイブロウ、さらにトレンドを取り入れたアイメイク。それらをトータル的にプロデュースし、まつげだけでは解決できない目元の悩みを解決するのがアイコーディネーターの役割です。まさに“アイのプロフェッショナル”ですね。私たちはそんなプロフェッショナルを普及させるため、人材育成に力を注いでいます。現在国内では約50ヶ所にスクールを展開し、アイコーディネーターを目指す教育を行っています。これまでの教育は、美容学校を卒業してから技術を学ぶといった流れでしたが、最近では学校でアイ技術の習得を必須とするプログラムが組まれるようになり、ここ1〜2年の間でようやくその卒業生が世間で活躍するようになり始めました」。

信頼できるコーディネーターがいるサロン選びを

pic_shimoda-image-2 「数年前のメディアの捉え方は、『マツエクはトラブルが多く危険だ』といったものでしたが、ここ最近は、『きちんとした技術と資格を持っている技術者がいるサロンで施術を受けましょう』という流れになってきています。トラブルの主な原因は、技術者の知識・経験不足、そしてお客様との間のコミュニケーション不足によるものです。 お客様がオーダーするとき、毛の太さ、長さ、量などのリクエストがありますが、ご要望通りに施術できない場合もあります。自まつげが短すぎてエクステが付けられない、皮膚に炎症を起こしているなどの理由です。サロンによってはお客様の要望をそのまま受け入れトラブルに繋がってしまうといったことも少なくありません。なかにはお客様の施術に対する不安な気持ちからアレルギーを発症してしまうケースも。そこで皆さんに気をつけていただきたいのが、サロン選びです。まずはアレルギーチェックなど、カウンセリングを最低でも15分ぐらいはキッチリしてくれるサロンや、肌の状態を見極め、自分に合ったグルー(糊)をしっかり選びアドバイスしてくれるサロンを選んで欲しいと思います」。
きちんとした知識と資格を持つアイコーディネーターがいるサロンであれば、目元のケアから適切なアドバイスをすることができる、と下田さん。コーディネーターを普及させ、お客様にとって信頼できるサロンを増やすことも、彼女にとって大きな課題なのかもしれない。

“似合わせ”はヘアスタイルだけじゃない

目元の印象をトータルにプロデュースするために、アイゾーンケアの他に、いかにその人らしい目元を作るか、といった“似合わせ”のアドバイスも重要だと語る下田さん。
「最近のマツエクの流行は、自まつげをナチュラルに見せる傾向が高まっています。もともとは、自まつげが長くなったように見せるのが本来のエクステ技術。世間では“盛る”という表現がありますが、あくまでナチュラルを目指した根本の美をご提案できればと思っています。
また、お客様のパーソナルイメージを意識したヘアスタイルやヘアカラーが充実してきたように、まつげに対してもカラーの提案が流行りとなってくるでしょう。近々、ブラウンだけでも12種類のトーンが選べる商材が登場するなど、より自分にピッタリの目元を手に入れることができるようになってくるのではないでしょうか」。
トータルビューティーの一環として、アイ技術を通じ多くの人に自分の顔をもっと好きになってもらいたい。そして、目元の印象がどれだけライフスタイルをポジティブな方向へ変えることができるかといった、明るい変化を実際に体験してもらいたい、と語る下田さん。目元だけでなく、個性までも輝かすことのできるアイコーディネート。今後の新たな美容法としてぜひ注目したい。

profile

pic_profile_shimoda下田 とよみ さん

株式会社ThreeBeauty代表取締役社長。プロダクツ開発・商材メーカーを運営する側らJapanEyelistCollege学院長を務め、「アイコーディネーター」の育成に注力。全国各地でセミナー活動を行うなど、eye技術の素晴らしさを広めるため精力的に活動中。

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(グラスルーツ 編集部)

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