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Slow Life is Beautiful.
スローに生きたい。

コンビニエントで情報過多のこの時代に、あえて自分らしくていねいに暮らす。
足早に急ぐのではなく、時には立ち止まって深呼吸してみると、沢山のしあわせがやって来る。

“できるだけ”作り手の顔が
見えるモノを選ぶ

アレキサンダー・リー・チャンさん

ものづくりが好きで、ものづくりに生きる。
服作りをするリーさんだからこそわかる、モノへ込められた想いの深さ。
そこに使い手の想いが共鳴することで、新しい価値が生まれる。

棚やテーブルといったほとんどの家具は、彼の手でリノベーションされ大切に使われている。中央に写るのはペットの猫「専務」

棚やテーブルといったほとんどの家具は、彼の手でリノベーションされ大切に使われている。中央に写るのはペットの猫「専務」

「今の時代、壊れたら買い直した方が安いってことたくさんありますよね。『買い直せばいいや』『安いからいいや』という感覚のまま買い物をしていると、『でいいや』という生活スタイルになってしまう。値段が高い方が良いというわけではないけれど、ちゃんと買ったものなら『大事に使おう』という気持ちが生まれて、きっと大切に使うでしょ?そこが重要だと思うんです。
僕は服を作るとき、なるべく長く着てもらえるよう、ていねいに作りますが、使っていくうちにジーンズだって破れますよね。そんなときは店に持ってきてもらえればいつでも直しますし、そこまで愛着を持って大事にしてくれたら本当に嬉しい。僕にとっては新しい服作りの活力にもなりますしね。なので、僕もモノを買うときは、できるだけ作り手の顔が見えるモノ、作り手の想いが込められているモノを選ぶようにしています。それらを身の回りに置くことで、幸せだなぁと感じる。これが“モノの価値”だと思うんです」。

ラックや壁など店内の什器はほぼ手作り。シアターウォールやバーカウンターもあり、ワークショップなどのイベントで人々が集えるスペースもある

ラックや壁など店内の什器はほぼ手作り。シアターウォールやバーカウンターもあり、ワークショップなどのイベントで人々が集えるスペースもある

作り手の顔が見えることで、モノの価値が大きく変わる、と語るリーさんは、日頃からできるだけそういった視点でモノを選び、自分の中にその価値を見出しているのだという。
「料理をするときも、食材はできるだけ八百屋や魚屋など売り手の顔が見える商店で買うようにしています。とはいえ、時間がなければスーパーで買うこともあるし、そこまでストイックに生きてるわけじゃない。化学調味料を使わずにハーブで調理をする程度はこだわっていますが、ハンバーガーやポテトなどのジャンクフードももちろん食べます。でもその代わり、できるだけ野菜をたくさん摂るようにするとか、どこかで相殺すればいいんじゃないかな。とにかく、おいしい!と思って食べることが、楽しい生き方になると僕は思っているので」。
だから、何事も“できるだけ”。納得できるモノがなければ自分で作る。再生も新生も彼にとっては日常である。

使い続けてすり減るスケートボードは端を切れば“板”に。張り合わせたら箱になる…と考えられた末に生まれたプランター

使い続けてすり減るスケートボードは端を切れば“板”に。張り合わせたら箱になる…と考えられた末に生まれたプランター

ベランダで育てたハーブ。ミントはモヒートに入れて

ベランダで育てたハーブ。ミントはモヒートに入れて

プロフィール

アレキサンダー・リー・チャンさん

‘75年サンフランシスコ生まれ。プロスケーターとして活躍する中、04年より自身のブランドAlexanderLeeChangを立ち上げる。ストリートを軸にユニセックスがコンセプトでもある自由で自然体な服には根強いファンが多い。

www.alexanderleechang.com

 

 

 

 

 

 
(グラスルーツ 編集部)

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